こんにちは、現役木こりのイマジサです!
林業で定番の靴といえばスパイク地下足袋。
そしてスパイク地下足袋といえば荘快堂(そうかいどう)が老舗ですね。
こちらの記事で数多くラインナップされている荘快堂のスパイク地下足袋とスパイクシューズをまとめましたが・・・
荘快堂ではざっと20種類近くの商品がラインナップされているのですが、一体どれを選んだら良いのでしょうか。
これだけあると、初めて買う人はぶっちゃけ悩みますよね。
おすすめの林業用スパイク地下たび/スパイクシューズ3選
今回はこれから林業を始める人、森林ボランティアで作業をする人向けに、木こり目線でおすすめの地下足袋を3つを選んでみました。
ちなみにどれも自分で作業に使用したことのあるものですよ。
甲ガード安全スパイク地下たび
地下足袋タイプは大はぜというフックで踵からふくらはぎまでを固定するので、ふくらはぎが細い人から太い人までピッタリフィットで留められるのが利点です。
デメリットとしては履く時に少し時間がかかります。
ソールには鉄のスパイクが入っているので、急斜面での滑り止めとしては最強です。
先端には鉄芯が入っているので、万が一丸太が落ちてきても指先を守ってくれます。
これに加えて甲ガードが装備されているので、落下物や刃物が当たったときのダメージを軽減してくれます。
この甲ガード、鉄板では無いのでチェーンソーや刈払機の刃でも切れないという訳ではないと思いますが、無いよりは全然良いと思います。
作業をしていると、玉切り中に丸太が足に落ちてきたり、石の多い所で小さな落石が足に当たる事がたまにあると思います。
これが案外痛くてアザになったりするのですが、甲ガードが入っているとかなりダメージを軽減してくれますよ。
安全スパイクシューズ山彦
地下足袋は履きづらいという方はこちらです。
マジックバンドで留めるタイプなので、即固定して作業開始できるのが最大の利点。
一方で踵からふくらはぎまでのフィット感は地下足袋タイプにやや劣りますね。
鉄スパイクと鉄芯が搭載されているのは前述の甲ガード安全スパイク地下たびと一緒です。
履きやすさを取るか、フィット感を取るかで選ばれると良いかと。
ゴムピンスパイク地下たび 大馳8枚
鉄のスパイクではなく、ゴムのスパイクを搭載したのがこちら。
正直、滑りやすさではでは鉄スパイクは最強かと思います。
でもどうしてこれを推すのかというと、鉄スパイクでは滑りやすい場面があるのです。
それはハシゴと岩場。
ハシゴを登るのは枝打ちの仕事の時、アルミ製のハシゴを上り下りする時に鉄スパイクの地下足袋だととても滑りやすいです。
8mの枝打ちなんかやっていると、本当に怖いです。
それに岩がゴツゴツと露出した現場で間伐をする時、急傾斜岩に乗るとギリギリと鉄スパイクが音を立てて滑り始めるんですよね。
ゴムピンだと、そんな場面で滑る事はなくなります。
ちなみに、普通の土の斜面でのグリップ力は鉄スパイクに軍配が上がりますが、ゴムピンでも十分グリップするので、そこまで心配は要りません。
仕事に合わせて使い分けられるのが良いかと思います。
中敷きを入れるとクッション性が上がって疲労軽減
追加知識ですが、スパイク地下足袋は靴底が薄いのと、鉄で地面と接触することから足の裏にダイレクトに衝撃が伝わって来るので、結構疲れます。
普段からスニーカーなどの分厚い靴底に慣れてしまっている現代人には、結構きついです。
そこで私は疲労軽減のために足袋用の中敷きを入れています。
この中敷きが案外しっかりしていて良いです。
ペラペラの中敷きと違って、コシのある素材で立体形状です。
土踏まずからかかとを包み込んで、足裏をしっかりホールドしてくれます。
クッション性もあるので、足裏のホールド感と相まってあるきやすさアップと疲労軽減に役立っています。
足袋用の股割れの中敷きは、マルゴのこちらが一択かと。
価格も高過ぎず手頃です。
サイズ参考:サイズ S(22.5~24.0㎝) M(24.5~25.0㎝) L(25.5~26.0㎝) LL(26.5~27.0㎝) XL(27.5~28.0㎝) SXL(28.5~30.0㎝)
まとめ
今回は林業界で定番の足元装備、荘快堂のスパイク地下足袋/スパイクシューズの中から私のおすすめを記事にしました。
これから林業を始める人、森林ボランティアで作業をする人などの参考になればと思います。
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