最近知り合った仲間には殆ど伝えておらず、ちょっと気恥ずかしい事なのだが、20代の頃に趣味で小さくDJとして活動をしていた。
Blazin’ Night Crew (略してBNC)という3人組(1MC、2DJ)で活動し、私のDJ名は「DJ DUNK」だった。
当時からの友人からは今でもダンクと呼ばれている。
名前の由来は・・・まあそのうち語る事があるかも知れない。
DJ DUNKの一番好きなジャンルはR&Bで、それに続いてHip-Hopやレゲエなど。
メロウな歌ものの中で、特に女性シンガーの曲を好き好んで回していたと記憶している。
このページは、そんなホビーDJとして活動していた時のDJ mixのアーカイブを発掘し、共有する為のページである。
最初に断っておくと、ここで紹介するmixには幾多のアラがあってリリースしなかったものである。
部分部分にイマイチな点が散見されるのだが、選曲の方は案外イケていて悪くない。
当時クラブに通っていたり、mix CDを聴き漁っていたような人であれば、この良さや悪さを含めて懐かしく受け入れてくれることだろう。
そんな気持ちでこの共有ページを作った。
因みに、コピーライトの問題から公開ページとはしていない。
このページをみられるのは、管理者の私から直接このURLを伝え聞いた特別な方だけなのであることを事前にお伝えしておく。
このmixについて(簡単に)
このmix、名前が「101228snow_mix」となっている。
私は全く記憶に無いのだが、その名前からきっと2010年12月28日にmixしたものなのだろう。
snow mixと称しているので冬を意識したものと思われる。
なるほど、最初の30分位までを聴くと、確かに寒い冬を感じさせる。
だが、その後は徐々に盛り上がってくるのが、常に現場アゲる事ばかり考えていたDJ DUNKらしい。
実際の所は冬のパーティ向けと言った感じだろうか。
今聴くとアーカイブ中では完成度がかなり高く、これをベースに正規のmixとしてリリースしたかったと、若干の後悔を感じる位である。
それ位、選曲に間違い無いがない。
曲のうんちくはダウンロードより下の方で解説を入れているので、mixを聴きながら読んで貰えると嬉しい。
ダウンロード
以下からファイルをダウンロードが出来るようにした。
容量が大きいのでWi-Fi環境でのダウンロードが推奨される。
そうそう。大抵の読者諸君はこのページをスマホで見ているのでは無いだろうか。
もし、あなたのそのスマホがiPhoneである場合、ダウンロードした音楽ファイルをそのまま「ミュージック」アプリで再生したいと思うかも知れない。
いや、私なら絶対そう思う。
なので調べてみた。
・・・しかし、残念ながら、iPhoneの仕様でそれは許されていないようだ。
調べた所、現在のiPhoneでダウンロードしたファイルを「ミュージック」アプリで再生するには、PCでダウンロードした後にiTunes経由でiPhoneに同期する他に手が無いようだ。
詳しくはこちらのサイトで書かれているので参考にご覧頂きたい。

なので、このmixを安定してiPhoneの「ミュージック」アプリで再生するには、一度PCでダウンロードした後にiTunesを経由してiPhoneに転送するしか無さそうだ。
ストリーミング再生
このページでmixを直接再生したい場合はこちらから。
Wi-Fi環境でとりあえず聴くのには、一番楽な方法で間違いが無い。
曲目
このmix、トラックが分割されていないのであしからずご了承願いたい。
昔ながらのmixテープのようなノリで聴いていただけると嬉しい。
お詫びと言ってはなんだが、以下に時間ベースで曲目リストを作ったので参考にされたい。
うんちくというかコメント
以下に各曲やDJプレイに向けた簡単なコメントを記載する。
尚、10年以上前の自分に向けた物なので、かなり他人目線で書いている事を先に断っておきたい。
2010年と言うと、DJをしていた最も後期になるかもしれない。
私が当時一番影響を受けていたDJは、DJ KOMORIとMAKI THE MAGICの二人だ。
どちらもR&Bをメインに回していた偉大なDJである。(後者は故人。)
当時の私は彼らのプレイするmixテープやCDを聞きまくっていた。
DJは曲を発掘するのが仕事である。
偉大なDJのmixを聴いて。良い曲が見つかれば皆に聴かせたくなる物だし、良い繋ぎが見つかればやはりそれも皆に聴いてもらいたい。
そんなバックグラウンドから、当時の私のプレイは自ずと彼らの選曲から気に入るモノを引っこ抜いていたし、ややもすれば曲順までサンプリングする(パクる)事が多かったのは、敢えて隠さず事前報告しておきたい。
1 ( 0:00 ) Si Je M'en Sors / Julie Zenatti
これはいったい何語で歌われているのだろうか。恐らくフランス語である。
初めて聴いた時、歌詞の意味が全く分からなくても、切ないメロディとその歌声にやられたのを今でも覚えている。
これはMAKI THE MAGICの初期のmix CDで聴き、レコードを探し当てた一曲である。
2 ( 2:13 ) Come With Me / Yamboo 3 ( 4:25 ) La Isla Bonita / PEDRO DE LA PENA 4 ( 7:42 ) EVERYBODY'S GOT TO LOVE SOMEONE / KAAS
これもMAKI THE MAGIC の RNB MIX vol.4 THE GOLDEN VOYAGE から、順を変えての選曲。
Come With Me / Yamboo は「コンドルは飛んでいく」を思わせる雄大な一曲。思わず南米パタゴニアの断崖絶壁を想像してしまう。
La Isla Bonita / PEDRO DE LA PENA はレコードを手に入れてから知ったのだが、マドンナのカバー曲。
男女シンガーの掛け合いが可笑しくも心に刺さる。それに合わせるラテンなギターが最高に良い。
4 ( 7:42 ) EVERYBODY'S GOT TO LOVE SOMEONE / KAAS 5 ( 9:54 ) Coco Jamboo / Mr. President
EVERYBODY’S GOT TO LOVE SOMEONE / KAAS は、次に続くCoco Jamboo / Mr. Presidentと曲調が似ていることからmixしている。
この手のポップなレゲエナンバー(筆者はかってにラガポップと読んでいる)は、一見するとナンパな雰囲気なのだけど嫌いでない。
リアルでラスタなレゲエは当然良いが、ポップにアレンジしたダンサブルなラガポップも素直に気持ちが良い。
聴くと不思議に頭が揺れてしまう。そんなナンバーなのだ。
6 ( 13:33 ) Get Down / Black Box 7 ( 15:55 ) Fantasy / Black Box
この二曲は、言わば一卵性双生児の二曲である。
Fantasyは言わずと知れたEarth Wind and Fireの、グラウンド・ビート風カバーだ。
本家の幻想的な雰囲気を崩すことなく、お洒落なカバーに仕上がっている。
その一曲前のGet Downは、実はFantasyと同トラックで、Fantasyのアナログ版に収録されたカップリング曲なのだ。
mixしてしまうと、言われなければ分からない位、一体化したこの二曲。
この上なく上手に繋げているのでじっくり聴いて頂きたい。(自画自賛。)
8 ( 19:53 ) Return of The Mack / Mark Morrison 9 ( 22:45 ) Wishing on A Star / The Cover Girls 10 ( 25:47 ) Kiss of Life / Sade 11 ( 28:19 ) It's For You / Shanice 12 ( 30:13 ) It Must Be Love / The Good Girls
寒く透き通った夜空を見上げながら聴きたくなる曲といえば、Wishing on A Star / The Cover Girls だ。
恐らく、私はこの曲を現場でかけた事は無いのだが、自分的に気に入っているレコードのトップ10に入る一曲だ。
なので、今回アーカイブを発掘して、この曲がmixに入っていた事をとても嬉しく思っている。
そして少し間を置いて、It Must Be Love / The Good Girls。
こちらも私の大好きな曲だ。
前述のWishing on A Starと同じ流れの中でmixされていた事を誇らしく思う。
こちらもやはり寒い夜を思わせる、胸キュンなナンバー。
この2曲は繋がってこそいないが、セットとしての思い入れがあるので、その前後を同じ曲調のR&Bで埋めてあったのを嬉しく思う。
因みにこの5曲の繋ぎは全てオリジナルである事を付け加えておく・・・笑
13 ( 32:43 ) Been Around The World / Tina Novak 14 ( 35:45 ) Really into you / DJ KOMORI Feat. Tina Novak 15 ( 39:20 ) Elisha La'verne / I'm Not Dreaming
しっとりとした時間に区切りを付けて、そろそろ盛り上がっていこうかなというmix。
Tina Novakで2曲繋ぎながら、Just the Two of Usの同ネタで、Elisha La’verne / I’m Not Dreamingへと繋いでいる。
皆大好きなネタものであります。
I’m Not Dreamingは何度聴いても良い、鉄板オブ鉄板R&Bだ。
16 ( 42:29 ) Full Moon / Brandy 17 ( 45:16 ) Time To Party / Craig David
この、Full Moon / Brandy の前後はロングmixなのでじっくり聴いてもらいたい。
手前味噌だが、前曲のメロディラインに次曲がしっかりとシンクロする「ロングmix」が2曲も続くと、脳がとろける程気持ち良い気分になる。
Time To Party / Craig David のイントロは他曲との親和性が高いので他の曲でも良く被せてイベントでかけていたのを記憶している。
面倒な説明はしないので、是非とも何度もリピートして聴いて頂きたい。
18 ( 47:45 ) Stars / Simply Red 19 ( 50:44 ) I Can't Tell You Why / MXM 20 ( 54:31 ) This Time / Judy Cheeks< 21 ( 57:02 ) Part-Time Love Affair / Max A Million
この4曲はDJ KOMORIのOcean Fruits vol.6から、曲順も変えずにそのまんま引用している。
DJ DUNKは全くもって躊躇がない…
でも、まんまパクりたくなるぐらい良い4曲なのだ。(弁明)
Stars / Simply Redは広大な星降る夜空を見上げながら聴きたい。
I Can’t Tell You WhyはEaglesのカバーだが、グラウンド・ビートとして完全に昇華している、踊れる一曲。
Part-Time Love Affair / Max A Millionは、男性ラッパーと女性シンガーの掛け合いがめちゃくちゃ格好の良いラガポップだ。
歌詞の意味は分からないが、そのタイトルから恐らく男女の情事を歌っている事は間違いがない。
言わば、ラガポップ版の「三年目の浮気」のようなものだろうか。
この曲を現場でかけるDJに当たった事は無いが、一度で良いからクラブで踊ってみたいものだ。
22 ( 1:00:28 ) Don’t stop the music / C+C Music Factry 23 ( 1:02:21 ) Do You Wanna Get Funky / C+C Music Factry 24 ( 1:04:29 ) Wanna Dance / Yasmin
正直な話、もう一度このmixをやり直すなら、この3曲は入れないと思う。
バブルの香りのするこの3曲は、mixとしては間違いが無い曲順なのだけど、ここに敢えて入れなくても良かったと思う位、アゲ系なのである。
この辺りまで来るともやは「Snow mix」の片鱗はどこにも無い。
Wanna Dance / Yasmin でやや落ち着きを取り戻しているのが唯一の救いである。
27 ( 1:13:06 ) Gonna Get Over You / Beverlei Brown 28 ( 1:16:35 ) Danni'elle Gaha / Secret Love 29 ( 1:19:44 ) Find Our Way / Fatima Rainey
最後を飾る3曲もDJ KOMORIからのオマージュ。
Ocean Fruits vol.5からの3曲を惜しげもなく戴いている。
ガンガンに盛り上げながら見事に散っていく、最高のフィナーレ。
いつまでも踊っていたい。
だけれども、朝はやって来る。
こんな最後でこのmixは終わりを告げるのであった。
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