火起こしって難しいですか?
火起こしは、キャンプでの焚き火やBBQをする時の一大イベントなのですが、経験を積まないと結構難しくて、人によっては案外高いハードルになっているかも知れません。
特に炭の場合、火を付けて肉を焼きはじめるまで1時間位かかった、なんて話を聞く事もあります。
でも、ガスバーナー(ガストーチとも言う)を使えば、難しいコツとか経験とかは要らないです。簡単に火が起こせます。本当にあっさりです。
私は、キャンプやBBQで20年程ガスバーナーを使っています。
それ以前は、新聞紙や着火剤を使って頑張って火起こしをしていましたが、ガスバーナーを使い始めてからは火起こしに対して、何の苦も感じてません。
火起こし担当になりがちな男性諸君、ガスバーナーを使ってささっと火を起こして、キャンプで男を上げちゃいましょう!
いや、この記事を読んだら、むしろ「別に女の子だって火起こし簡単に出来るじゃん!」ってなるかも知れません(笑)。
ガスバーナーだとこんなに簡単
薪(まき)の着火
ガスバーナーで薪(まき)に着火するのは、本当に簡単です。
乱暴に言えば、ただ薪にガスバーナーで火を点けるだけです。すぐに焚き火が開始出来ます!
一応、手順を説明しますね。
薪束の中から、細めの薪(まき)を選んで焚き火台の上に置きます。薪は空気が入りやすいように、ピラミッド状に組むのがコツです。
そこにめがけておもむろにガスバーナーを点火!
1分も炙れば、薪からあっけなく炎が上がり始めると思います。
炎が安定してきたらガスバーナーは止めて、火の点いた薪の上からやや太めの薪を足して、ピラミッド型に組んであげれば、次々に炎が広がっていくはずです。
最初のうちは、うちわであおいで空気を送ると、燃え広がるのが早くなります。
もし炎が弱くなってきても心配いりません。もう一度ガスバーナーを点火して、炎を足してあげれば大丈夫です。
これがガスバーナーの最大の利点です。何度でもやり直しが効きます。
炭の着火
炭の着火も薪と大差ありません。
簡単に言えば、ガスバーナーで炙って大体火が点いたら、うちわであおぐだけです。
少し手順ぽくまとめると、
2. 並べ方は空気が入りやすいように、ピラミッド状
3. ガスバーナーで3〜5分炙る。
4. 炭がパチパチ言い始めたら、炎が出るまでうちわで扇ぐ
です。
では、詳しく説明しますね。
火の付きやすそうな小さめな炭を取り出して、BBQコンロに並べます。炭の量があまり多すぎると火の点きが悪いので、BBQコンロの半分位の容量が適当です。
炭は空気が入りやすいように立てて置き、お互いが支え合うように、ピラミッド状(煙突状)に並べます。
そこに向かって、ガスバーナーで火を付けます。炭の場合は、薪と違ってもう少し時間が掛かります。3〜5分程度でしょうか。
「ゴー」と音を立てながら、まんべんなく炭に火を付けていきます。炭の端っこの方が火が付きやすいので、そこをめがけてガスバーナーの火を当てましょう。
炭がパチパチと音を立てるようになったら、ガスバーナーを止めます。そして、うちわでやや強めに風を送ってあげましょう。
そのうちに、うちわの風と共に「ボッ、ボッ」と炎の音が出るようになります。そこまでいったらうちわを止めて様子を見ます。炭から小さく炎が上がっているのが見えれば成功です。
もし、うちわであおいでも炎が上がらないようなら、炭の着火が足りていないので、ガスバーナーでもう少し炙ってあげましょう。炎を足してあげれば大丈夫。心配いりません。
やっぱりこれが、ガスバーナーの最大の利点ですね。
無事炭に火が点いたら、ピラミッド状に組んだ炭を平らに解体して、BBQコンロにまんべんなく並べましょう。炭が足りないようなら、上から炭を足してあげます。ここまで来たら特に何もしなくても火は燃え広がっていきますよ。
ちょい裏技:ブロワあればうちわ要らずで瞬殺!
ちょっとした裏技です。
もし、ブロワをお持ちでしたら、うちわであおぐ労力も要らず、更に楽に火が置きます。
ボーッとやってるだけで、みるみるうちに火が強くなっていきます。職人さんや、電動工具とかが好きな方、とにかく楽したい方などにはおすすめですよ。
CB缶対応なら、ガスの入手が簡単
ガスバーナーはキャンプ用品点だけでなく、ホームセンターや、大きめのスーパーなんかでも手に入ります。
■おすすめのガスバーナー
上で紹介したガスバーナーは、俗にCB缶と呼ばれるガス缶のタイプを使用します。
CBとはカセットボンベの略です。CB缶はスーパーやコンビニ、100円ショップでも取り扱っているので、入手がとても楽ちんです。
家庭のカセットコンロと共用できるのも利点ですね!
ガスバーナーがあると、ついでにキャンプ飯の幅が広がる
ガスバーナーが使えるのは、火起こしだけではありません。せっかくなので、炙り料理にもチャレンジしてみませんか?
炙り料理は味が良いだけでなく、ほとばしる脂とともに「バチバチ」という音が上がって、エンターテイメント性が高いです。キャンプ飯がとっても楽しくなりますよ。
カツオのタタキ
戻り鰹の楽しめる8〜11月の時期なら、生のカツオを手に入れてタタキにチャレンジしましょう!いつも肉ばかりだったBBQ料理に、変化が生まれますよ。お酒も進みますね。
炙りたらこ
とっても簡単です。一品追加したい時や、ソロキャンプにピッタリかと思います。
これも日本酒に合う!
牛タンの炙り
予め家で圧力鍋を使って準備した牛タンを、キャンプの場で炙って食べます。ビールとご飯がどんどん進みます。
こちらは別に家で作って来なくても、キャンプ場でダッチオーブンで下準備して、その後に炙っても良いかと思います。その場合は2度楽しめますね!
まとめ
今回は、火起こしをガスバーナーでやれば、とっても簡単だと言う事を紹介しました。
はっきり言って、火起こしで一度ガスバーナーを使ったら、もう他の方法でやる事は無いんじゃないかなと思います。その位簡単で、楽ちんです。
火起こしが面倒だと思っている方!ガスバーナーで楽にキャンプを愉しみましょう!
そうそう、焚き火台に関してはこんな記事を書いていますので、ぜひご覧ください。
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