→私は約1年間、林業への転職活動し、地元の森林組合に就職しました。
この時には色々と試行錯誤して求人を探しました。その時の方法をまとめて紹介します。
私は18年間、自動車関連のエンジニアをやっていましたが、思うところがあり業界を辞め、今は森林組合で木こりをしています。
それまで林業の経験はありませんでした。
普通に考えると41歳未経験のオジサンを雇うってなかなか勇気がいることだと思うんですよね。
だけど、林業は他業界からの転職者を積極的に受け入れています。
他の業種と比べると、畑違いの分野からでも割と入りやすい業界なのかと思います。
(決して、誰でも出来る仕事という意味ではありませんのであしからず・・・)
ということで、私が転職活動中に見つけた求人の探し方、一覧です。
- 転職サイトに登録する(← おすすめ)
- ハローワークの求人から探す(← おすすめ)
- 身内や友知人の紹介
- 飛び込み電話をかける
- 合同就職説明会/面接会に行く
- 林業体験イベントに行く
- 林業就業支援講習20日コースに行く
- 神奈川県在住者ならかながわ森林塾に行く
この中で簡単でおすすめなのが、
と、
です。
それでは1つづつ説明して行きましょう。
転職サイトに登録する
こちらがおすすめの1番手です。
意外と普通ですね(^^;)
一般的に転職したいと思ったら、一番王道な求人の探し方ではないでしょうか。
全国的に林業の求人はそう多くはないのですが、リクナビNEXTなどの大手であれば、一定の求人が集まっています。
会員登録は無料です。
無料会員になって、自分のこれまでの業務経験(職務経歴書)を登録しておけば、希望する求人が出た時に自動的にメールが飛んできます。
登録さえ済ましておけば、その後の労力はかかりませんので、リクナビNEXTなどの転職サイトはとりあえず無料登録しておいて損はないかと思います。
ハローワークの求人から探す
おすすめの2番目です。
ハローワークの林業関係求人は結構多いという印象です。
ハローワークの求人というと、わざわざハローワークの営業時間に来訪して求人票を探すというイメージがあるかも知れませんが、実はWEBサイトからでも全国の求人検索できます。
実際に応募するには求職者登録が必要で、その際はハローワークの窓口にまで出向く必要があります。
まずは軽くWEBサイトの求人をチェックしてみて、気になる求人があったらハローワークまで行って登録されると良いと思います。
身内や友知人の紹介
身内や友知人で森林組合や林業会社に勤めている人はいないでしょうか?
林業はひとつひとつの事業体が小さいという事もあってか、結構コネが効きます。
私の知人や先輩にも、知り合いの紹介で就職されている方がいます。
親戚や友達に林業をやっている方がいたら相談してみると良いと思います。
直接就職に結びつかなくても、業界人ならではのアドバイスが聞けると思います。
飛び込み電話をかける
希望する森林組合や林業会社があったら、思い切って電話をかけてみるが案外有効な手です。
実際にそのようにして就職されている先輩が何人かいます。
ちょっと勇気のいる事ですが、その分やる気がアピール出来るかと思います。
断られても「とりあえずバイトだけでもさせて欲しい」などと言えば、先方にやる気が伝わるものです。
各都道府県のHPには、知事が認めた林業の「認定事業体」のリストが必ずあります。
そこから希望する勤務地の森林組合や林業会社を探して、電話をかけてみましょう。
林業の社長さんは義理人情が厚い方が多いです。
もし募集していなくても、本人のやる気が伝われば他の林業事業体を紹介してくれるかも知れません。
合同就職説明会/面接会に行く
年に数回、県や市町村主催で林業の合同就職説明会や面接会が開かれています。
合同面接会では、この時を狙って県内の事業体が求人を出してくるので、かなり就職率が高くなります。
まだ転職するかどうか決めかねている状態の方でも、会場に行けば参加事業体の求人票が貰えるので業界研究の良い材料になります。
実際に各社の担当者から会社説明が聞ければ、事業体ごとの特色が理解出来るかと思います。
もし転職活動中に、このようなイベントが希望する地域で実施されていたら、チャンスです。
必ず参加しましょう。
合同就職説明会や面接会の開催情報は、ハローワークや各県の林業の窓口、各県の森林組合連合会に問い合わせてみると良いです。
また、森林の仕事ガイダンスでもこのようなイベントの告知情報が得られますので、行ってみると良いでしょう。
林業体験イベントに行く
県や市町村によっては、林業体験イベントが実施されています。
イベントの内容としては様々ですが、イベント終盤になると会社説明会や合同面接会が設定されている場合があります。
私も高知県仁淀川町の林業体験イベントに参加しました。
こちらは3日間のイベント。
1日目は林業の基礎知識や町内の林業の状況など座学。
2日目は会社見学や現場見学であちこち回った後に、希望者を対象に面接会が行われていました。
この時は面接希望者自体が2、3名位で少なかったと思いますが、その場で内定をもらっている方がいました。
↑vol.3で私のインタビューも載ってますので良かったら読んでみてください。
林業体験イベントも、ハローワークや各県の林業の窓口、各県の森林組合連合会に問い合わせてみると良いです。
また、森林の仕事ガイダンスでもこのようなイベントの告知情報が得られますので、行ってみると良いでしょう。
林業就業支援講習20日コースに行く
林業就業支援講習の20日コースは、林業の基礎知識を座学で学んだりチェーンソーや刈払機の資格取得が出来る講習会。
国の事業として、各県ごとに年数回実施されています。
大抵、講習会の最終日に地元の林業会社や森林組合との合同面接会が設定されています。
参加者にとっては、林業に対しての就業意欲が最も上がったタイミングで面接会がセットされているので高いメリットがあります。
林業会社や森林組合にとっては、初期教育や資格取得が済んだ就業意欲の高い求職者と面接が出来るので、事業体にもメリットがあるかと思います。
全国どこの県の講習会でも参加出来ますが、求人を探すのが第一目的なら、就職希望の県で受講されるのが良いです。
この講習会は、受講費無料な上に宿泊補助が1日あたり最大4400円貰えるので、遠方の県の実施でも負担は少なく済みます。
単に講習を受けたいというのが目的なら就職希望の県で無くても大丈夫です。
ちなみに、私は神奈川県在住で、千葉県の林業就業支援講習を受講。
3週間、ビジネスホテルに泊まってました。
千葉で就職するつもりが無かったので、合同面接会は不参加でしたが、千葉県在住の参加者の方々が前のめりで面接に臨み、見事に内定を獲得していたので羨ましく思いました。
神奈川県在住者なら、かながわ森林塾に行く
これは神奈川県在住者か、近県在住で神奈川県に通える方限定です。遠方の方は読み飛ばして下さい。
これは私が実際に受講した講習です。
かながわ森林塾は、林業就業支援講習20日コースと同じく林業の基礎知識を座学で学んだりチェーンソーや刈払機の資格が取れる上に、現場実習が70日間程度設定されていて、とても充実しています。
実習期間がとても長く取られているので、1つの科目の実習を複数日繰り返し受講できるので、間伐や下刈りの技術をじっくり習得出来ます。
しかも講師は現役で林業会社や森林組合で働く職人の方々です。現場で即戦力になれる、生きた技術を習得出来ます。
かながわ森林塾は講習終盤になると合同面接会が設定される他、会社見学も設定されます。
合同面接会では、この時を狙って県内の事業体が求人を出してくるので、かなり就職率が高くなります。
合同面接会の前に会社見学する機会もあるので、各事業体の経営方針や社員さんの雰囲気をじっくり比較することが出来ます。
また、実習の講師も県内の各事業体で勤務している社員の方々。
実習を通して会社の雰囲気を伺う事が出来ます。
私の時は、私も含めて就職希望者が11名いて、そのうち10名の方々が合同面接会や会社見学などを通じて就職されました。
かなり就職率高いと思います。
まとめ
ということで、私の1年分の転職活動の成果をまとめてみました(笑)。
リクナビNEXTへの登録と、ハローワークでの求人検索は比較的気軽にできるので、林業が気になっている方は、とりあえず行動してみてはいかがでしょうか。
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