カタログを見ると、難しい言葉が並んでいて全然良くわからないんだけど。
無理もありません。
倍率やレンズ口径と言われても、初心者が実感するのは無理というものです。
私は、バードウォッチングを初めて4年が経過し、探鳥会のスタッフもやるようになりました。
この間に、双眼鏡は4つ購入し、大きいのから小さいの、安いのから高いのまで、一通り使いました。
そんな私が、初心者向けに簡単な双眼鏡の選び方をご紹介します。
いきなり結論
結論から言うと、バードウォッチング初心者の方は、倍率8倍で、口径25〜30mmの双眼鏡を買って下さい。
スワロフスキーやツァイス、ライカなんてハイブランドもありますが、それはそのうちで大丈夫です。
因みに、こちらの記事で初心者におすすめの双眼鏡を紹介しましたので、難しい話はいいのでとにかくおすすめの双眼鏡が知りたいという方は、こちらをご覧ください。
また、以降の選び方で例として紹介している双眼鏡3つも、この記事でおすすめしているものです。
双眼鏡の選び方
双眼鏡の選び方と偉そうに言っていますが、ぶっちゃけ初心者でいきなり間違いない双眼鏡を選ぶのは難しいです。
なので、簡単なポイントだけにしぼり説明しますね。
倍率
バードウォッチングに適した双眼鏡の倍率は、8倍か10倍です。
モナーク7の「8×30」の8は、8倍という意味です。
10倍の方が大きく見えて良いように思えますが、その分視界が狭くなり、対象の野鳥を捉えるのが難しくなります。
初心者は8倍を選ぶのが無難です。
また、ベテランでも8倍を愛用している人は多いです。
レンズ口径
バードウォッチングに最適なレンズ口径は、25〜42mmです。
おすすめしたモナーク7で「8×30」の30は、レンズ口径30mmを意味しています。
また、このレンズ口径は対物レンズ側の事です。(目をつけるのとは反対側のレンズの事)
レンズ口径は、大きくなればなるほど、明るく、視野が広くなります。
その反面、重くて、高価になります。
初めての方に最適なバランスは、25〜30mmです。
このくらいだと、視界の広さと軽さのバランスがちょうど良く、長時間首にかけていても嫌になりません。
これ以下の小さい口径だと、暗くて視界が狭く、あまり良く野鳥を見ることが出来ないので、おすすめ出来ません。
体の小さな女性や、お子様は25mm位が良いと思います。
重量
重量については、軽ければ軽いほうが良いですね。
モナーク7 8×30だと、435gです。
プロスタッフ7S 8×30だと、415gです。
コーワ BD-25-8GR (8×25)だと、320gです。
重量はレンズ口径の小さなコーワに軍配が上がります。
実際の使用感としては、400g台のモナーク7とプロスタッフ7Sもそんなに気になりません。1日首から下げていても疲れませんね。
600gを超えたあたりから、途端に首にずっしりとくるようになってきますので要注意です。
ぶっちゃけ、初めての双眼鏡選びは、倍率と口径、それに重量を知っていればOKなのですが、念の為、あと2つの指標も書いておきます。
視界の広さ
1000m先の視界の広さをm(メートル)で表します。
モナーク7 8×30だと、144mです。
プロスタッフ7S 8×30だと、114mです。
コーワ BD-25-8GR (8×25)だと、110mです。
モナーク7が抜群に広いのが分かりますね。
明るさ
明るさを表す指標がその名も「明るさ」です。
数値が大きいほど明るくなります。
モナーク7 8×30だと、14.4です。
プロスタッフ7S 8×30だと、同じく14.4です。
コーワ BD-25-8GR (8×25)だと、9.6です。
口径の大きな、モナーク7とプロスタッフ7Sは同じ数値ですが、実際の明るさはレンズのコーティングや枚数によって変わりますので、スペックの上のモナーク7の方が明るく見えると考えるべきです。
明るさに関してはかなり専門的なので、難しい説明は割愛します。
興味がありましたら、こちらのサイトが詳しく書かれています。
まとめ
今回は初心者向けの双眼鏡の選び方という事で、6つのポイントを紹介しました。
まとめるとこのような感じです。
・倍率 → 8倍が無難
・口径 → 25〜30mmが無難
・重量 → 400g台が目安
・視界の広さ → 広いほうが良い
・明るさ → 明るい(数値大きい)方が良い
双眼鏡の選び方が分かったら、私がおすすめする双眼鏡3つも見てみて下さい。
さあ、良い双眼鏡をゲットして、楽しいバードウォッチングライフを過ごしましょう!
コメント